赤き青き月 。皆既月食
今日は皆既月食。
しかも、ブルームーンとスーパームーンまで重なる珍しいものらしい?
ということで、帰宅時から意識して月をみていました。
ちなみに無知な自分のためにもおさらいすると、
*皆既月食は、太陽-地球-月が一直線に並ぶ際に起こる現象。
満月が地球の影を通る際に、月が欠けたり暗く見えたりすること。
その際に月の色は赤黒く変化して見え、その色のためブラッドムーンと呼ばれている。
今夜の月は、「1年で最も大きく見える満月(新月)」には当たらないそう。
*ブルームーンは、1カ月で2度目の満月のこと。(月がブルーに見えるということではない。)
今夜は、月が「赤き青い月」になる珍しい日で、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」だとか。
……おさらい以上。
17時半頃に見た月は、確かにいつもより大きかった。
大きめの月が、低いところにぼんやりと朧な感じで浮かんでいる様は、なんだか美しいというよりも、少し不気味な感じでした。
そして21時過ぎに庭に出てみると、わあ!ホントに半分欠けている!
初めて見たので感動ひとしお。
ただ、17時過ぎに見たような大きな月ではなかった。
同じ日の月とは思えないほどに姿を変えていました。
ちなみにスマホって、月が全然綺麗に写らないものですね。って、当たり前といえば当たり前ですが、このクオリティ(汗)↓ひどすぎる。
肉眼で見た月と、あまりに違いすぎる(涙)
写真は諦めて、しばらく空を眺めていると、心の芯の部分がスーッと癒やされていく感じがしました。
夜空には、人の心を洗い清めてくれる癒やしのパワーがある、と思います。
21時40分過ぎに再び見上げると、三日月のような細さに。
そこから皆既月食までは、ずーっと眺めてました。
(そんな私を、飼い犬がじーっと眺めていました。不思議そうに。)
皆既月食を、生まれて初めて肉眼で見ました。
皆既月食自体はさほど珍しいものではなさそうなのに、なぜか初めて。
今日は「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」という珍しさに惹かれ。
肉眼で見た月食は、赤銅色…というよりは、黒、グレーに近く、僅かに赤さを感じるかな?という感じでした。
なんだか神秘的な、あやしいような。
昔の人は、びっくりしたろうなあ。
不吉だと思ったとしても無理はない。
見ることができてよかった。
今日の、予想に反したお天気に感謝!
冬の空は澄んでいて好きですが、こんなに空を眺め続けることって普段はまずないので、とても気持ちのいい体験でした。
こんなにもひっそりと、空では美しく神秘的な現象が起こっているんだなあ。
本当は、普段月が日毎に欠けたり満ちたりするさまも、その冴えざえとした輝きも、星のまたたきも、日頃見慣れてほとんど気にとめていないそれらすべてが、奇跡のような神秘の光景なのだと思います。
私たちはそれを普段忘れてしまっているだけ。
日中の青い空も、浮かぶ雲も、光のさまも。
見上げれば、そこにいつも奇跡がある。