ブルーマンデーに取り留めもなく思うこと
GW明けに、ZIPの番組冒頭で、枡アナウンサーがこんなコメントをされたそうな。
ゴールデンウィークも終わり、きょうから久々に日常が戻ってくる方も多いと思います。
また仕事が始まり、また学校が始まり、中にはちょっぴり憂うつな月曜日を迎えている人もいるかもしれせん。
でも、本当は、戻れる日常があるということ、それ自体が本当に素晴らしいことなんだと思います。
風が吹いていても、雨が降っていても、目の前にあることから取り組んでいきましょう。
いいこと言うなあ、枡アナ。
某元ZIPファミリーさんのことで騒がれていた時期だけに、「意味深コメント」と取り上げられていたのを覚えていますが、なんて素晴らしいメッセージだろうと、とても印象に残っています。
今日も、いつも通りの日常がある。
戻れる場所がある。
「ああ、今日からまた仕事かあ」なんて憂鬱になって、不満タラタラじゃダメですね。(私のこと)
仕事は辛いものってなんとなく決めつけているけれど、たまには、「それ、ほんと?」って疑ってみて、ちょっと視点を変えてみれば、きっと辛いことばかりじゃない。
いえ、辛いことも多いんですが、やっぱり(笑)。
でも、それだけじゃない。
良い悪いなんて考えず、目の前のことにひとつずつ、丁寧に、心を込めて取り組んでいく。
その積み重ねが「生きる」ということで。
…だけどそれが、なかなかうまくいかない。
いくら頭で理解していても、うまくいかないものはいかない。
何度挫折したことか。
人間は、放っておくとどうしてもマイナスのことに注目してしまう生き物らしいです。
どうやら、自分を守るため、生き抜くために、危険がないか常にアンテナを張っておく仕組みが、組み込まれてしまっているようで。
どうしようもなく組み込まれてしまっているようで。
だから、気がつくといつのまにかズルズルとネガティブな方向へ引きずられている。
ああ、厄介。
人間って、不器用だな。
良かれと身につけたはずの「危険を察知するシステム」が、逆に自分を苦しめて、そのシステムに振り回されている。
大人になるにつれて、そのシステムはどんどん強化され、いつのまにか、危険を察知するために生きているかのように、完全に本末転倒な状態になっていたりして。
人によって程度の差こそあれ、まったく人間は、相当に不器用な生き物だと思います。
そのことを認めて、まあ、しょうがないなって思えたら、少し楽になるような気がします。
完璧なんて求めても、無理に決まってるんだから。
今日もとりあえず生きていることに感謝して、なんとかなるさと肩の力を抜いて一日をスタートさせれば、気持ちに少しゆとりができて、
不思議と、鳥や、樹々、道端の草花、お散歩中のわんこ、朝からハイテンションのこども達、そういう、「今を生きる達人」たちの存在が目に飛び込んできて、思わず「師匠!」と呼びたくなるこの頃です。